• 原題：『Smile』
• 監督：パーカー・フィン
• 公開：2022年9月30日（米）
• 上映時間：115分
  
• 制作国：アメリカ
  
• 言語：英語
  
• 原作：短編映画『ローラは眠れない』（監督：パーカー・フィン）

感想　※ネタバレ注意

圧倒的救いの無さ！

自分が死ぬか、人を殺すかの究極の選択で悩むローズと、そこに容赦なくメンタル削りにくる不気味な笑顔の幻影。

何を信じればいいのか、途中から視聴してる側もわからなくなってくるのではないでしょうか。（私はそうでした）
信じたものが嘘の連続、これはメンタルがやられます。
視聴者も「ああ、救われた…？」と思ったら裏切られての連続でローズの気持ちに共感してしまいそう。
そういう引き込み方というか、ありえない状況に対して引き込んで視聴者に共感を持たせるのが上手だなあと思いました。

終盤で原因と思われたローズのトラウマと向き合うためローズの生家を訪れ、
その際、作品変わったかと思うくらいとんでもない悪魔と戦います。
アメリカ映画お得意の幽霊は物理で倒せる！が来たかと思いきやそれも空しく散っていきます。

呪怨と同じくらい救いがありません。
いや呪怨よりもないかも…。

映画の終わり方は個人的に後味悪いですが、EDがザ・コーデッツの「ロリポップ」でとても爽やか…。

ストーリーは引き込まれるし、驚かせ方も一級品で個人的には大満足です。
プロモーションで上がった期待値を裏切らない作品だと思います。